「新築の内覧会では何を確認すればいい?」
「傷や汚れ以外にもチェックすることはある?」
「引き渡し後に不具合が見つかったらどうなる?」
鳥取で注文住宅を建てる際、完成後の重要なイベントの一つが「内覧会」です。
新築住宅の内覧会は、完成した建物を実際に確認し、図面や打ち合わせどおりに仕上がっているか、設備に不具合がないかなどをチェックする機会です。
しかし、初めて注文住宅を建てる方にとっては、どこまで確認すればよいのか分からないことも多いでしょう。
特に注意したいのは、壁や床の傷など、見た目だけを確認して終わってしまうことです。
内覧会では、ドアや窓の開閉、水回りの動作、コンセントの位置、換気設備など、実際の生活に関わる部分も確認することが重要です。
また、鳥取では冬の寒さや雨・雪への備えも考え、窓の施工状態や玄関まわり、屋外の排水計画などにも目を向けておきたいところです。
この記事では、鳥取で新築住宅を建てる方に向けて、内覧会でチェックしたい場所別の確認ポイント、当日の持ち物、所要時間、不具合が見つかった場合の対応、引き渡し前に確認しておきたい書類まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- 新築住宅の内覧会の目的と実施時期
- 内覧会と完成見学会・施主検査の違い
- 玄関・リビング・キッチンなど場所別のチェック項目
- コンセントや窓、換気設備の確認方法
- 鳥取の気候を踏まえたチェックポイント
- 内覧会の持ち物と所要時間の目安
- 不具合が見つかった場合の伝え方と記録方法
- 引き渡し前に確認しておきたい書類や保証
新築の内覧会とは?何のために行う?
新築住宅の内覧会とは、完成した住宅を施主が確認する機会です。
注文住宅では、住宅会社によって「完成確認」「施主検査」「引き渡し前確認」などと呼ばれる場合があります。
主な目的は、契約内容や設計図面と完成した住宅に相違がないか、目に見える不具合や設備の動作不良がないかを確認することです。
内覧会と完成見学会の違い
「内覧会」という言葉は、住宅会社によって異なる意味で使われることがあります。
| 項目 | 施主向けの内覧会・完成確認 | 完成見学会 |
|---|---|---|
| 主な対象 | 住宅を建てた施主 | 住宅購入を検討している方 |
| 目的 | 完成状態・不具合の確認 | 間取りや住宅性能の体感 |
| 確認内容 | 傷・仕上がり・設備動作・図面との相違 | デザイン・広さ・使い勝手 |
| 実施時期 | 引き渡し前が一般的 | 完成後、住宅会社が設定 |
| 不具合の指摘 | 住宅会社に伝えて対応を相談する | 通常は施主検査ではない |
今回解説するのは、施主が引き渡し前に行う完成確認です。
内覧会はいつ行う?
注文住宅では、建物の完成後、引き渡し前に内覧会を行うことが一般的です。
ただし、具体的な時期は住宅会社の工程によって異なります。
例えば、次のような流れが考えられます。
- 建築工事が完了する
- 住宅会社による社内検査を行う
- 必要な検査や確認を行う
- 施主が内覧会で完成状態を確認する
- 指摘事項の補修・再確認を行う
- 引き渡しを受ける
なお、建築基準法に基づく完了検査と、施主が行う内覧会は別のものです。
完了検査に合格していても、設備の使い勝手や細かな仕上がりを確認することは大切です。
内覧会は何時間くらいかかる?
内覧会の所要時間は、建物の広さや確認内容によって異なります。
一般的な戸建て住宅では、1〜3時間程度を一つの予定時間として考えるとよいでしょう。
ただし、設備の説明や不具合の確認を丁寧に行う場合は、それ以上かかることもあります。
時間が足りず確認を省略することがないよう、余裕のある日程を組みましょう。
内覧会の前に準備したい持ち物
内覧会では、目視だけでなく、図面や道具を使って確認すると分かりやすくなります。
| 持ち物 | 用途 |
|---|---|
| 間取り図・最終図面 | 壁・建具・設備の位置を確認 |
| 電気配線図 | コンセント・スイッチ・照明の位置を確認 |
| 仕様書・設備一覧 | キッチン・浴室・建具などの品番を確認 |
| スマートフォン | 写真撮影・メモ・ライト |
| メジャー | 家具の設置寸法や通路幅の確認 |
| 筆記用具・メモ帳 | 指摘事項の記録 |
| マスキングテープ | 了承を得て不具合箇所に目印を付ける |
| 小型のライト | 収納内部や暗い場所の確認 |
| スマートフォンの充電器 | コンセントの通電確認の補助 |
| スリッパ | 床を汚さず室内を確認 |
特に重要なのは、最終的に確定した図面や仕様書を持参することです。
打ち合わせ途中の古い図面では、実際の完成状態と比較できない場合があります。
また、コンセントや設備の動作確認は、電気・水道などが使用できる状態かどうかによって実施できる範囲が変わります。
当日どこまで確認できるのか、事前に住宅会社へ聞いておきましょう。
場所別|新築の内覧会でチェックするポイント
ここからは、住宅の場所ごとに確認したい項目を紹介します。
すべてを一度に覚える必要はありません。図面やチェックリストを見ながら、一部屋ずつ確認していきましょう。
玄関・シューズクロークのチェックポイント
玄関は毎日出入りする場所です。
ドアの開閉や鍵の動作、収納の使いやすさ、床の仕上がりなどを確認しましょう。
玄関ドア・鍵
- 玄関ドアがスムーズに開閉するか
- ドアが枠に強く当たったり、こすれたりしないか
- 鍵の施錠・解錠が正常にできるか
- 電子錠やスマートキーが正常に動作するか
- ドアのパッキンに浮きや外れがないか
- ドアクローザーの動きに異常がないか
- ドア本体や枠に目立つ傷がないか
特に電子錠を採用している場合は、通常の鍵だけでなく、非常時の解錠方法や電池交換の方法も確認しておきましょう。
玄関収納
- 扉がスムーズに開閉するか
- 棚板が正しく設置されているか
- 棚板の高さを変更できるか
- 扉や引き出しが周囲の壁に当たらないか
- 収納内部に傷や汚れがないか
- 照明やコンセントが図面どおりに設置されているか
ベビーカーやアウトドア用品など、大きなものを収納する予定がある場合は、実際の寸法も確認するとよいでしょう。
玄関タイル・土間
- タイルにひび割れや欠けがないか
- 目地に目立つ隙間や欠損がないか
- タイルが極端に浮いていないか
- 玄関と室内の段差が図面どおりか
- 玄関ポーチに危険な段差や突起がないか
タイルの色むらや質感は製品の特徴である場合もあります。
気になる部分があれば、その場で住宅会社に確認しましょう。
リビング・ダイニングのチェックポイント
リビングやダイニングでは、床や壁の仕上がりだけでなく、窓や建具、照明、コンセントなども確認します。
フローリング
- 目立つ傷やへこみがないか
- 床材の浮きや極端な段差がないか
- 歩いたときに不自然な沈み込みがないか
- 歩行時に気になる音がしないか
- 巾木に浮きや隙間がないか
- 床材の色や種類が仕様書どおりか
木質フローリングは温度や湿度の変化によって伸縮することがあります。
すべての継ぎ目や音が施工不良とは限らないため、気になる箇所は住宅会社に原因を確認しましょう。
壁・天井・クロス
- クロスに破れや傷がないか
- 継ぎ目が極端に目立っていないか
- クロスに浮きや膨らみがないか
- 壁や天井に汚れがないか
- 巾木や見切り材に隙間がないか
- 照明器具の周辺がきれいに仕上がっているか
クロスの継ぎ目は、照明の当たり方によって見え方が変わる場合があります。
昼間の自然光と室内照明の両方で確認すると分かりやすくなります。
コンセント・スイッチ
- コンセントの数が図面どおりか
- 設置位置や高さが打ち合わせどおりか
- スイッチの操作と照明が対応しているか
- スイッチプレートに浮きや傷がないか
- テレビ端子やLAN端子が必要な場所にあるか
- 調光・調色機能が正常に動作するか
コンセントの通電確認は、住宅会社の担当者に実施してもらう方法もあります。
無理に分解したり、電気設備の内部を触ったりしないようにしましょう。
窓・サッシ
- 窓がスムーズに開閉するか
- 鍵が正常にかかるか
- 網戸がスムーズに動くか
- ガラスに傷や割れがないか
- サッシに目立つ傷や変形がないか
- パッキンに外れや浮きがないか
- 窓まわりの仕上がりに異常がないか
特に引き違い窓では、左右の窓をそれぞれ動かし、鍵の動作も確認しましょう。
キッチンのチェックポイント
キッチンは、毎日使用する設備が集まる場所です。
見た目だけでなく、水栓や収納、調理機器などの動作確認が重要です。
キッチン本体
- キッチンのメーカー・シリーズが仕様書どおりか
- 扉や引き出しの色が指定どおりか
- ワークトップに傷や欠けがないか
- シンクに傷や変形がないか
- 引き出しがスムーズに開閉するか
- 扉や引き出し同士が干渉しないか
- 収納内部に傷や汚れがないか
特に引き出し収納では、すべての引き出しを開閉して確認するとよいでしょう。
水栓・シンク
- 水が正常に出るか
- お湯が正常に出るか
- 水栓の切り替え機能が動作するか
- シャワーホースが正常に動くか
- 排水がスムーズに流れるか
- シンク下に水漏れがないか
水道が使用できる状態であれば、住宅会社の担当者と一緒に確認します。
ただし、給湯器が未稼働の場合は、お湯の確認ができないこともあります。
IH・ガスコンロ
- 指定した機種が設置されているか
- 操作パネルが正常に動くか
- 傷や破損がないか
- 換気扇と連動する機能がある場合、正常に動くか
- 取扱説明書が用意されているか
加熱機器の動作確認は、電気やガスの供給状況に応じて、住宅会社の担当者と安全に行いましょう。
食洗機・レンジフード
- 指定した機種・深さが設置されているか
- 扉がスムーズに開閉するか
- 食器かごや付属品がそろっているか
- 周囲の収納と干渉しないか
- 試運転の結果に問題がないか
- レンジフードのスイッチやファンが正常に動くか
浴室・洗面所・トイレのチェックポイント
水回りでは、水漏れや排水不良がないかを確認することが重要です。
浴室
- 浴槽に傷や欠けがないか
- 壁や床のパネルに破損がないか
- シャワーから水が正常に出るか
- 水栓の温度調整が正常にできるか
- 排水がスムーズに流れるか
- 浴室ドアが正常に開閉するか
- 換気扇や浴室乾燥機が動作するか
- 手すりや棚などの付属品が指定どおりか
浴室乾燥機や暖房機能がある場合は、操作方法も確認しておきましょう。
洗面台
- 洗面ボウルに傷や欠けがないか
- 水栓が正常に動くか
- 排水がスムーズに流れるか
- 洗面台下に水漏れがないか
- 鏡や収納扉が正常に開閉するか
- コンセントや照明が使えるか
造作洗面台の場合は、カウンターと洗面ボウルの接合部分や、水がかかる部分の仕上がりも確認しましょう。
トイレ
- 便器や便座に傷がないか
- 洗浄機能が正常に動くか
- 水が正常に流れるか
- 便器の周囲に水漏れがないか
- 換気扇が動作するか
- トイレットペーパーホルダーが指定位置にあるか
- 手洗い器がある場合、給排水に問題がないか
温水洗浄便座の機能については、取扱説明書に従って確認しましょう。
寝室・子ども部屋・収納のチェックポイント
寝室や子ども部屋では、窓や建具、コンセントの配置を中心に確認します。
寝室
- ベッドを置く場所に必要なコンセントがあるか
- 照明スイッチが指定位置にあるか
- 窓やカーテンレールの位置に問題がないか
- クローゼットの扉が正常に開閉するか
- 床や壁に目立つ傷がないか
子ども部屋
- 窓が正常に開閉するか
- コンセントの位置が図面どおりか
- 照明が正常に点灯するか
- 収納の棚板がそろっているか
- 建具の開閉に問題がないか
将来的に部屋を仕切る予定がある場合は、照明やスイッチ、コンセントの配置も確認しましょう。
ウォークインクローゼット・収納
- 棚板やハンガーパイプが指定位置にあるか
- 棚板の固定状態に問題がないか
- 扉や引き出しが正常に動くか
- 収納内部に傷や汚れがないか
- 照明やコンセントが指定どおりか
棚板やハンガーパイプの耐荷重についても、住宅会社に確認しておくと安心です。
階段・廊下・吹き抜けのチェックポイント
階段や廊下は、家族が毎日移動する場所です。
見た目だけでなく、安全性や使いやすさを確認しましょう。
階段
- 踏み板に傷や欠けがないか
- 段板に不自然なぐらつきがないか
- 手すりがしっかり固定されているか
- 手すりの端部に危険な突起がないか
- 階段の照明が正常に点灯するか
- 上下階のスイッチが正常に動作するか
廊下
- 床に目立つ傷や段差がないか
- 建具がスムーズに開閉するか
- 照明が正常に点灯するか
- スイッチの位置が使いやすいか
- 収納扉が周囲の壁に当たらないか
吹き抜け
吹き抜けを採用している場合は、手すりや窓、照明などを確認します。
ただし、高所にある設備を施主が直接確認しようとするのは危険です。
高い位置にある窓や照明、手すりの上部などは、住宅会社に施工状態や点検方法を確認しましょう。
外壁・屋根・雨どい・外構のチェックポイント
内覧会では、室内だけでなく屋外も確認することが重要です。
特に鳥取では、雨や雪、強風などへの備えも考え、建物の外側に目を向けましょう。
外壁
- 外壁に目立つ傷や割れがないか
- 外壁材に大きな欠けや浮きがないか
- シーリング材の仕上がりに明らかな欠損がないか
- 換気フードや配管カバーが正しく設置されているか
- 外壁の色や種類が仕様書どおりか
屋根・雨どい
- 屋根材の種類や色が指定どおりか
- 雨どいが設置されているか
- 雨どいに目立つ変形や破損がないか
- 雨水の排水先が計画どおりか
- 雪止めを設置する計画の場合、施工されているか
屋根は高所にあるため、施主が自分で上がって確認する必要はありません。
住宅会社に施工写真や点検記録などを確認させてもらう方法があります。
玄関ポーチ・アプローチ
- 玄関ポーチのタイルに割れや欠けがないか
- 段差に危険な箇所がないか
- 手すりがある場合、正常に固定されているか
- 外部照明が正常に点灯するか
- インターホンが正常に動作するか
- 宅配ボックスが指定位置にあるか
駐車場・外構
- 駐車場の仕上がりが図面どおりか
- 排水設備が設置されているか
- フェンスや門柱にぐらつきがないか
- 屋外コンセントが指定位置にあるか
- 立水栓が正常に使えるか
- エアコン室外機の設置場所に問題がないか
外構工事が建物の引き渡し後に行われる契約の場合は、工事の完了予定日と確認方法を事前に相談しましょう。
鳥取の新築内覧会で特に確認したい5つのポイント
鳥取で注文住宅を建てる場合は、地域の気候に合わせた確認も重要です。
ただし、内覧会だけで住宅の断熱性能や耐久性を完全に判断できるわけではありません。
目視できる部分と、設計図書や施工記録で確認する部分を分けて考えましょう。
1. 窓・サッシの開閉と施工状態
鳥取では冬の寒さへの対策として、窓の断熱性能を重視する方も多いでしょう。
内覧会では、窓の開閉や鍵、パッキンなどを確認します。
また、採用した窓の仕様が図面や契約内容どおりか確認しましょう。
例えば、樹脂サッシや複層ガラスなどを指定している場合は、製品の仕様書や納品記録などで確認する方法があります。
ただし、窓を開閉しただけで、断熱性能や気密性能を測定できるわけではありません。
2. 玄関まわりの雨・雪対策
鳥取では、冬に雪が降る地域があります。
そのため、玄関まわりの安全性も重要です。
例えば、次の項目を確認しましょう。
- 玄関ポーチに危険な段差がないか
- 玄関の屋根や庇が計画どおりか
- 玄関ドアが正常に開閉するか
- 雨水の排水先が適切か
- 屋外照明が正常に動作するか
3. 雨どい・屋外排水の施工状態
鳥取では年間を通して雨が降り、冬には雪が積もることもあります。
そのため、雨どいや屋外排水の施工状態を確認しておくことが重要です。
ただし、晴れた日の内覧会では、実際の大雨時の排水状況まで確認できません。
排水計画や施工状況について、住宅会社に説明してもらいましょう。
4. 換気設備の動作
高気密・高断熱住宅では、計画的な換気が重要です。
内覧会では、換気設備が正常に動作するか、給気口や排気口が指定位置にあるかなどを確認しましょう。
例えば、次の項目があります。
- 換気設備の運転音に異常がないか
- スイッチや操作パネルが正常に動作するか
- フィルターの設置場所はどこか
- フィルターの掃除方法は何か
- 24時間換気の運転方法はどうなっているか
ただし、換気量が設計どおりかどうかは、単純な目視だけでは判断できません。
必要に応じて、測定結果や施工記録などを確認しましょう。
5. 断熱・気密性能に関する記録
断熱材は、住宅が完成すると壁や天井の内部に隠れてしまいます。
そのため、内覧会で断熱材の施工状態を直接確認することは難しい場合があります。
確認したい項目としては、次のものがあります。
- 断熱材の種類や仕様
- 断熱等性能等級
- 窓や玄関ドアの断熱仕様
- 気密測定を実施した場合のC値
- 施工中の写真や記録
特に気密性能を重視している場合は、気密測定の実施有無と結果を確認するとよいでしょう。
なお、すべての新築住宅で気密測定が義務づけられているわけではありません。
内覧会で不具合が見つかったらどうする?
内覧会で気になる箇所を見つけた場合は、その場で住宅会社の担当者に伝えましょう。
重要なのは、感覚的に「ここがおかしい」と伝えるだけでなく、場所や状況を具体的に記録することです。
写真を撮影する
例えば、壁に傷があった場合は、傷の拡大写真だけでなく、どの部屋のどの位置なのか分かる写真も撮影しましょう。
おすすめは、次の2種類です。
- 部屋全体と位置関係が分かる写真
- 不具合の状態が分かる近接写真
これにより、後から住宅会社と確認しやすくなります。
指摘事項を一覧にまとめる
不具合が複数ある場合は、一覧表にすると分かりやすくなります。
| No. | 場所 | 指摘内容 | 対応予定 | 再確認 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | リビング | クロスの一部に浮き | 補修予定 | 未 |
| 2 | キッチン | 引き出しが干渉する | 調整予定 | 未 |
| 3 | 寝室 | コンセント位置が図面と異なる | 確認中 | 未 |
| 4 | 玄関 | ドアの閉まり方が気になる | 調整予定 | 未 |
このように記録しておくことで、補修漏れや認識の違いを防ぎやすくなります。
補修内容と完了予定日を確認する
不具合が見つかった場合は、次の項目を確認しましょう。
- 補修が必要な内容か
- どのような方法で対応するか
- いつまでに対応するか
- 誰が完了を確認するか
- 引き渡し前に再確認できるか
特に、引き渡し日が近い場合は、補修のスケジュールを具体的に確認することが重要です。
その場で判断できないことは持ち帰って確認する
壁の仕上がりや建具の隙間などは、施工上許容される範囲なのか、不具合なのかを判断しにくい場合があります。
その場で結論が出ない場合は、確認事項として記録し、後日回答してもらいましょう。
すべてを内覧会当日に解決する必要はありません。
重要なのは、疑問点を曖昧なままにせず、対応方針を共有することです。
引き渡し前に確認しておきたい書類・保証
新築住宅の内覧会では、建物の状態だけでなく、引き渡し時に受け取る書類や保証についても確認しておくと安心です。
検査済証
検査済証は、建築基準法に基づく完了検査に合格したことを示す書類です。
住宅の完成時には、建築確認の対象となる工事について、必要な完了検査が行われているか確認しましょう。
住宅瑕疵担保責任保険などの書類
新築住宅では、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分について、原則として引き渡しから10年間の瑕疵担保責任が定められています。
また、新築住宅を引き渡す建設業者などには、一定の例外を除き、その責任を履行するための保険加入または保証金の供託といった資力確保措置が求められています。
ただし、この10年間の責任は、住宅のあらゆる傷や設備故障を10年間無償修理する制度ではありません。
対象となる部分や補償の範囲を確認しましょう。
設備の保証書・取扱説明書
キッチンや浴室、給湯器、トイレなどには、それぞれ取扱説明書や保証書が用意されることがあります。
確認したいのは、次の項目です。
- メーカー名・型番
- 保証期間
- 保証の対象範囲
- 故障した場合の連絡先
- 日常のお手入れ方法
- 消耗品の交換方法
特に給湯器や換気設備など、日常的に使用する設備は、操作方法を確認しておきましょう。
住宅の設計図書・施工記録
将来のリフォームや設備交換のためにも、住宅の図面や施工記録は大切です。
例えば、次のようなものがあります。
- 最終的な間取り図
- 電気配線図
- 給排水設備の図面
- 住宅の仕様書
- 必要な構造関係の資料
- 断熱・気密性能に関する資料
- 施工中の写真や記録
すべての資料が一律に交付されるわけではないため、契約内容や住宅会社の運用に応じて確認しましょう。
鍵・設備の操作説明
引き渡し時には、玄関の鍵や設備の操作方法も確認しましょう。
例えば、次のような設備です。
- 玄関の鍵やスマートキー
- 給湯器のリモコン
- 換気設備
- 分電盤
- 太陽光発電・蓄電池
- 床暖房
- 防犯設備
特に停電時や災害時の操作方法について、必要な説明を受けておくと安心です。
内覧会は自分たちだけで大丈夫?専門家に依頼するべき?
内覧会は、施主自身で確認することもできます。
一方、住宅診断を行う専門家に同行を依頼する方法もあります。
自分たちで確認するメリット
- 追加費用がかからない
- 生活目線で確認できる
- 家具の配置や使い勝手を具体的に考えられる
- 住宅会社の担当者に直接質問できる
コンセントの位置や収納の使い勝手などは、実際に生活する家族だからこそ気づきやすいポイントです。
専門家に同行してもらうメリット
建築士や住宅診断士などに同行を依頼すると、専門的な視点で確認してもらえる場合があります。
例えば、次のような項目です。
- 目視できる範囲の施工状態
- 建具や設備の不具合
- 床下や小屋裏の確認
- 図面と完成状態の照合
- 補修が必要と思われる箇所の整理
ただし、調査範囲や使用する機器、床下・小屋裏への進入の有無はサービスによって異なります。
また、内覧会への同行だけで、壁の内部や基礎の内部など、隠れた部分の施工状態まで完全に確認できるわけではありません。
専門家に依頼する場合の注意点
専門家に依頼する場合は、次の項目を確認しましょう。
- どこまで調査するのか
- 床下や小屋裏も確認するのか
- 調査報告書は作成されるのか
- 費用はいくらか
- 住宅会社との日程調整が可能か
- 調査で見つかった問題の説明を受けられるか
また、内覧会当日に第三者が同行する場合は、事前に住宅会社へ伝えておくとスムーズです。
新築の内覧会でよくある後悔
傷や汚れだけを確認してしまった
壁や床の傷を確認することも大切ですが、設備の動作やコンセントの位置なども重要です。
見た目と機能の両方を確認しましょう。
図面を持っていかなかった
最終図面がないと、コンセントや照明、設備の位置が打ち合わせどおりか確認しにくくなります。
間取り図や電気配線図、仕様書などを持参しましょう。
時間が足りなかった
予定時間が短すぎると、確認を急いでしまう場合があります。
設備の説明も含めて、余裕のある時間を確保しましょう。
指摘した内容を記録していなかった
口頭だけで伝えると、後から対応内容が分からなくなる場合があります。
写真と一覧表で記録しておきましょう。
補修の完了を確認しなかった
不具合を指摘しても、補修後の状態を確認しないまま引き渡しを迎える場合があります。
補修内容と再確認の方法を事前に決めておきましょう。
設備の使い方を聞き忘れた
給湯器や換気設備、スマートキーなどは、入居後に操作方法が分からず困ることがあります。
内覧会や引き渡し時に、基本的な使い方を確認しましょう。
屋外を確認していなかった
室内の確認に集中して、外壁や玄関ポーチ、雨どい、屋外設備などを見落とす場合があります。
建物の外周も確認しましょう。
FAQ|新築の内覧会について
Q. 新築の内覧会では何をチェックすればいいですか?
壁や床の傷、クロスの仕上がり、ドアや窓の開閉、コンセントの位置、水回りの動作、換気設備などを確認します。
また、図面や仕様書と完成した住宅に相違がないかも重要です。
Q. 新築の内覧会は何時間くらいかかりますか?
建物の広さや確認内容によって異なりますが、1〜3時間程度を予定時間の目安として考えられます。
設備の説明や不具合の確認に時間がかかる場合もあるため、余裕を持って予定を組みましょう。
Q. 内覧会には何を持っていけばいいですか?
最終図面、電気配線図、仕様書、スマートフォン、メジャー、筆記用具などがあると便利です。
特に最終図面は、完成した住宅との相違を確認するために役立ちます。
Q. 内覧会で傷を見つけたら直してもらえますか?
補修の対象となるかどうかは、傷の状態や契約内容などによって異なります。
気になる箇所を見つけた場合は、写真を撮影し、住宅会社に対応方法を確認しましょう。
Q. 内覧会で不具合が見つかったら引き渡しは延期になりますか?
不具合の内容や補修に必要な期間によって異なります。
重大な不具合がある場合は、引き渡し時期を含めて住宅会社と協議する必要が生じることがあります。
Q. 内覧会は家族全員で参加した方がいいですか?
必ずしも全員で参加する必要はありませんが、実際に生活する家族が参加すると、使い勝手について確認しやすくなります。
ただし、小さな子どもを連れていく場合は、階段や未設置の設備など、安全面に注意しましょう。
Q. 内覧会に専門家を同行させた方がいいですか?
必須ではありませんが、施工状態について専門的な確認を希望する場合は、第三者の住宅診断を検討する方法があります。
調査範囲や費用、報告書の内容などを事前に確認しましょう。
Q. 引き渡し後に不具合が見つかった場合はどうなりますか?
不具合の内容や契約条件、保証制度などによって対応が異なります。
なお、新築住宅では、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分について、法律上の10年間の瑕疵担保責任が定められています。
ただし、すべての設備故障や傷が10年間無償で補修されるわけではありません。
Q. 鳥取の新築住宅では特に何を確認すべきですか?
一般的な内覧会のチェック項目に加えて、窓や玄関まわり、雨どい、屋外排水、換気設備などを確認するとよいでしょう。
また、断熱・気密性能については、設計図書や測定結果などで確認することが重要です。
専門家コメント

株式会社ヤマタホーム 代表取締役社長 山田 雄作
新築住宅の内覧会は、完成した住まいを実際に確認できる大切な機会です。
注文住宅では、間取りや設備、内装などを何度も打ち合わせして決めていきますが、図面で見ていたものと実際に完成した空間では、感じ方が異なることもあります。
そのため、内覧会では傷や汚れを確認するだけでなく、実際に生活することを想像しながら、一つずつ確認していただきたいと思います。
例えば、キッチンでは引き出しがスムーズに開くか、水栓が使いやすいか、収納に問題がないかなどを確認することが大切です。
また、リビングや寝室では、コンセントやスイッチの位置が打ち合わせどおりになっているか、家具を置いたときに使いやすいかなども確認しておくと安心です。
特に窓や玄関ドアは、毎日使用する部分ですので、開閉や施錠に問題がないかを確認していただきたいと思います。
鳥取で家づくりをする場合は、冬の寒さや雨、雪への備えも重要です。
窓やサッシの施工状態、玄関まわり、屋外の排水なども確認し、気になることがあれば遠慮なく質問していただきたいと思います。
また、内覧会で不具合や疑問点が見つかった場合は、その場で担当者と共有し、対応方法を明確にしておくことが大切です。
すべての問題をその場で解決できるとは限りませんが、どのように対応するのか、いつ確認できるのかを共有しておくことで、安心して引き渡しを迎えやすくなります。
私たちは、住宅を完成させることだけでなく、お客様が安心して新生活を始められることを大切にしています。
内覧会は、住まいの完成を確認すると同時に、これからの暮らしに向けた準備を整える機会でもあります。
分からないことや気になることを一つずつ確認し、納得したうえで引き渡しを迎えることが、後悔しない家づくりにつながると思います。
まとめ|新築の内覧会は引き渡し前にしっかり確認しよう
新築住宅の内覧会は、完成した住まいの状態を確認し、安心して引き渡しを迎えるための重要な機会です。
特に確認したいポイントは、次のとおりです。
- 玄関:ドアや鍵の動作、収納、タイルの仕上がり
- リビング:床や壁の傷、窓、コンセント、照明
- キッチン:収納の開閉、水栓、排水、調理設備
- 浴室・洗面所:水漏れ、排水、換気設備
- トイレ:洗浄機能、排水、換気
- 寝室・子ども部屋:窓、建具、収納、電気設備
- 階段・廊下:手すりの固定、床、照明
- 屋外:外壁、雨どい、玄関ポーチ、排水設備
- 書類・保証:検査済証、保証内容、設備の取扱説明書
また、鳥取で注文住宅を建てる場合は、冬の寒さや雨・雪への備えも考え、窓の施工状態や玄関まわり、屋外の排水なども確認しましょう。
そして、内覧会では、
- 最終図面と仕様書を準備する
- 玄関から各部屋を順番に確認する
- 設備や建具の動作を確認する
- 屋外や排水設備を確認する
- 気になる箇所を写真とメモで記録する
- 補修内容と完了予定日を確認する
- 必要な再確認を行い、引き渡しを迎える
という流れで進めると分かりやすくなります。
内覧会で大切なのは、細かな傷を探すことだけではありません。
図面どおりに完成しているか、設備が正常に使えるか、安心して暮らせる状態になっているかを確認することが重要です。
ヤマタホームでは、鳥取の気候や土地の条件、ご家族の暮らし方に合わせて、住宅の性能や使い勝手を考えた家づくりをご提案しています。
「新築の内覧会で何を確認すればいい?」「引き渡し前にチェックしておきたいことを知りたい」「初めての注文住宅で不安がある」という段階からでも、お気軽にご相談ください。